デング熱

デング熱、覚えてますか?数年前に代々木公園で話題になりました。

東京では公園のサーベイランス(調査監視)を行っていて、デング熱の発生状況を毎年調査しています。

弊社も毎年参加させていただいております。

そのデング熱が今、世界中で大きな問題となっています。特に中南米やアジアで感染者が急増しています。

インバウンドの影響もあり、今年はデング熱に要注意です。

中南米での流行

ブラジルでは、今年だけで1300人以上がデング熱で亡くなっています。また、プエルトリコでも感染者が増え、緊急事態が宣言されました。

シンガポールの対策

シンガポールでは、感染者が5年ぶりの高水準に達しています。特にブーンレイ地区で多くの感染者が出ており、不妊化した蚊を放つ対策が取られています。これにより、感染リスクが大幅に減少する見込みです。

アジアでの感染拡大

アジアでもデング熱の感染が急増中です。バングラデシュでは1000人以上が死亡し、タイやカンボジアでも感染者が前年の3倍に増えています。

予防策

デング熱を予防するためには、以下のポイントに注意しましょう。

1. 蚊に刺されないようにする

  • 長袖・長ズボンを着用: 蚊に刺されやすい夕方や夜間には、できるだけ肌を露出しない服装を心がけましょう。
  • 虫よけスプレーの使用: DEET(ディート)やイカリジンを含む虫よけスプレーを使い、蚊から身を守りましょう。

2. 周囲の水たまりをなくす

  • 水たまりの除去: 蚊は水たまりに卵を産みます。植木鉢の受け皿やバケツなど、家の周りの水がたまりやすい場所をこまめにチェックし、排水しましょう。
  • 雨水タンクの管理: 雨水を貯めるタンクや容器は、しっかりとフタをするか、使用後は空にしておきましょう。

3. 家の中での対策

  • 網戸の使用: 窓やドアに網戸を設置し、蚊の侵入を防ぎましょう。また、窓は半分開けると隙間ができるため、開けるときは完全に開けるようにしましょう。

4. 体調に異変を感じたら

  • 早めの受診: デング熱が疑われる症状(高熱、激しい頭痛、関節痛、発疹など)が現れたら、すぐに医療機関を受診しましょう。

これらの予防策をしっかりと実行し、デング熱から身を守りましょう。デング熱の感染が広がる前に、できる限りの対策を講じることが重要です。