春の訪れとともに注意!ハチとシロアリ

暖かくなり、春の訪れを感じる今日この頃。しかし、この季節は私たち人間に心地よいだけでなく、ハチやシロアリといった害虫たちも活発になる時期でもあります。

「春眠暁を覚えず」などと、のんきに構えていると、思わぬ被害に遭ってしまうかもしれません。そこで今回は、ハチとシロアリの生態、対策などを書いてみます。

ハチ:危険な遭遇を避けるために

春になると、女王バチが冬眠から目覚め、新たな巣作りを始めます。特に注意が必要なのは、以下のハチです。

  • スズメバチ:攻撃性が高く、近づくだけで刺される事も。刺されるとアナフィラキシーショックを引き起こす危険性があります。二回目以降は注意が必要です。
  • アシナガバチ:比較的おとなしいですが、巣に近づくと攻撃してくることがあります。

ハチの生態

ハチは社会性昆虫であり、種類によって様々な生態を持っています。

  • スズメバチは、樹木や軒下などに大きな巣を作ります。
  • アシナガバチは、軒下やベランダなどに巣を作る傾向があります。
  • ミツバチは、閉鎖的な空間を好みます。

ハチの巣:種類と場所、形状

ハチは種類によって巣を作る場所や形状が大きく異なります。

  1. スズメバチ
    • 巣を作る場所:軒下、屋根裏、木の枝、土の中
    • 巣の形状:初期はとっくりを逆さにしたような形、成長後は球体でマーブル模様
  2. アシナガバチ
    • 巣を作る場所:軒下、ベランダ、室外機や給湯機、庭の木の枝
    • 巣の形状:シャワーヘッドのような形
  3. ミツバチ
    • 巣を作る場所:屋根裏、床下、木の洞
    • 巣の形状:六角形の巣穴が密集した板状
  4. ドロバチ
    • 巣を作る場所:朽木や竹筒の中、土壁の穴など
    • 巣の形状:トックリのような泥でできた巣

ハチ対策のポイント

1. ハチの巣に近づかない

  • ハチは巣を守るために攻撃的になるため、巣には近づかないようにしましょう。
  • 特に、スズメバチは攻撃性が高く、危険です。
  • 巣を見つけた場合は、刺激せずに静かにその場を離れ、自治体や専門の駆除業者に連絡してください。

2. ハチを刺激しない

  • ハチは、大きな音や急な動きに敏感です。
  • ハチを見かけても、手で払ったり、大声を出したりしないでください。
  • 黒い服装はハチを刺激する可能性があるので、避けましょう。
  • 香水やヘアスプレーなどの強い匂いも、ハチを寄せ付けることがあります。

3. ハチに遭遇したら

  • ハチが近づいてきたら、落ち着いてゆっくりと後ずさりして離れましょう。
  • 大声を出したり、走り回ったりすると、ハチを刺激してしまいます。
  • もしハチが体に止まった場合は、払いのけずに静かに待ちましょう。ハチは危険を感じなければ、飛び去ることがあります。

4. ハチに刺されないための対策

  • 屋外で活動する際は、長袖、長ズボン、帽子などを着用し、肌の露出を避けましょう。
  • 庭の手入れやアウトドア活動の際は、ハチ用虫よけスプレーを使用するのも効果的です。
  • 食べ物や飲み物を屋外に放置しないようにしましょう。ハチが寄ってくる原因になります。
  • 特に、甘い飲み物や果物はハチを寄せ付けやすいので注意が必要です。
  • ハチに刺された時の応急処置
    • 針が残っている場合は、針を抜きます。
    • 患部を水で洗い、冷やします。
    • 抗ヒスタミン軟膏などを塗布します。
    • アナフィラキシーショックの症状(呼吸困難、蕁麻疹、嘔吐など)が現れた場合は、すぐに医療機関を受診してください。

シロアリ:静かなる侵略者から家を守る

シロアリは、家屋に深刻な被害をもたらす害虫ですが、早期発見によって被害を最小限に抑えることができます。種類によって生態や被害の傾向が異なるため、種類ごとの特徴を把握することが早期発見と適切な対策につながります。

  1. ヤマトシロアリ
    • 生態
      • 日本全国に広く分布し、特に湿気の多い地域に生息します。
      • 地中に巣を作り、そこから木材を求めて移動します。
      • 比較的小規模な巣を作るため、イエシロアリほどの大きな被害にはなりにくいですが、放置すると被害が拡大します。
      • 活動範囲は比較的狭く、巣を中心とした半径数メートル程度です。
    • 被害の特徴
      • 床下、浴室、洗面所など、湿気の多い場所を好んで食害します。
      • 食害速度は比較的遅いですが、長期間にわたって被害が進行します。
      • 蟻道(ぎどう)と呼ばれる土のトンネルを作り、移動します。
    • 早期発見のポイント
      • 湿気の多い場所の定期的な点検。
      • 蟻道の発見。
      • 木材を叩いた際の空洞音。
  2. イエシロアリ
    • 生態
      • 温暖な地域に多く、特に海岸沿いに分布します。
      • 大規模な巣を作り、家屋全体に被害を広げる可能性があります。
      • 水分を運ぶ能力が高く、乾燥した木材も加害します。
      • 活動範囲が広く、巣を中心とした半径100メートル以上に及ぶこともあります。
    • 被害の特徴
      • 食害速度が速く、短期間で大きな被害をもたらします。
      • 家屋全体に被害が広がる可能性があり、特に柱や土台などの重要な構造部を食害します。
      • 巣が大きいため、被害が広範囲に及びます。
    • 早期発見のポイント
      • 家屋全体の定期的な点検。
      • 羽アリの大量発生。
      • 床や壁のきしみ、沈み込みなどの異変。
  3. アメリカカンザイシロアリ
    • 生態
      • 近年、日本で被害が拡大している外来種のシロアリです。
      • 乾燥した木材を好み、建物内部に小さなコロニーを複数作ります。
      • 土壌と接触しなくても生息できるため、建物内部のあらゆる場所で被害が出る可能性があります。
      • 家具や建材に付いて日本に侵入したケースが多い。
    • 被害の特徴
      • 建材の内部を食い荒らすため、外見からは被害がわかりにくい。
      • 小さな砂粒状の糞(フン)を排出します。
      • 発見が遅れると、建物全体の耐久性を著しく低下させます。
    • 早期発見のポイント
      • 小さな砂粒状の糞の発見。
      • 輸入家具や輸入建材の注意深い点検。
      • 定期的な専門家による点検。
  • シロアリの活動時期
    • 基本的に一年中活動しますが、特に4月~6月にかけて活発になります。
    • 気温が12℃を超えると活動を開始します。特に4月から5月にかけては、新しい巣を作るために羽アリが飛び立つ「群飛(ぐんぴ)」と呼ばれる現象が発生します。
    • 春はシロアリの繁殖期にあたり、群飛はシロアリが新しい生息地を求めて移動する重要な時期です。
  • シロアリの侵入経路
    • 床下の換気口や基礎の隙間から侵入することが多いです。
    • 玄関や窓の隙間、配管の周りなどからも侵入する可能性があります。
  • シロアリの予防
    • 床下の換気を十分に行い、湿気を防ぐことが重要です。
    • 水漏れを修理し、木材を乾燥した状態に保ちましょう。
    • 定期的に専門家による点検と防蟻処理を行うことが効果的です。

シロアリ対策のポイント

  • 床下の換気:床下の風通しを良くし、湿気を防ぎましょう。
  • 水漏れの修理:水漏れはシロアリを呼び寄せる原因になります。
  • 定期的な点検:専門業者による定期的な点検が効果的です。
  • 防蟻処理:薬剤による防蟻処理は、シロアリの侵入を防ぐ効果があります。

ハチやシロアリの被害は、早期発見と早期対策が重要です。少しでも不安を感じたら、専門業者に相談することをおすすめします。

弊社ではハチ、シロアリの駆除を行っておりますので、お気軽にご相談ください。