放置しないで

先日伺ったお宅では近所の地域猫に餌をやるためにキャットフードをお皿に入れて

縁側においていました。ところが、その餌にアライグマが気づいてしまい、猫ではなく

アライグマが頻繁に来るようになってしまった、とのこと。このようなご相談が最近増えてきているように思います。

地域猫はとてもかわいいですし、エサをあげたくなる気持ちもよくわかります。しかし餌をそのまま放置していると、同時に害獣も呼び寄せることになってしまうかもしれません。

なかには『私が不在にしているときに地域猫が来ても餌が食べられるように餌を出しっぱなしにしている』という方もおられました。

『自分がいないときに来て、その時に餌がなかったらかわいそう』

そうおっしゃっていた方もおられましたが、猫は餌がなければ他のおうちに餌をもらいに行くので大丈夫です。お宅だけが地域猫の餌場ではありません。だからこその『地域猫』なのです。

エサはご自分がいらっしゃるときに猫が来たら少しだけ(完食できる分だけ)あげてかわいがってあげてください。特に夜間やご不在の時は餌は置きっぱなしにしないようにしてください。

 

猫にあげているつもりが知らないうちにネズミやアライグマ、ハクビシンなど他の動物の餌になっていることもあります。その猫のために良かれと思ってやっていたら、アライグマなど別の動物が来てしまって猫が来なくなってしまうこともあります。ご自分のためにも地域のためにも餌の放置はやめてください。