こんにちは!
本日はコードリールの発火防止についての発信となります。
コードリールとは、電工ドラムとも呼ばれ、円筒状に巻かれて収納できる延長コードの事を指します。
長さも様々あり、非常に便利な反面使い方を間違えると発火し、火事の原因にもなります。
今回は火災防止を中心としての発信になります。
コードリールを使用する上で、意外と認知されていない点として
・コードを巻いた状態で使える電力とコードを伸ばしきった状態で使える電力は違う。
・基本的にはコードを全て伸ばして使わないといけない。
という事です。
【コードを巻いた状態で使える電力とコードを伸ばしきった状態で使える電力は違う】
コードリールは使用できる電流が定められており、“定格電流”と“限度電流”と呼ばれます。
コードを巻いた状態で使える電力:“定格電流”
コードを伸ばしきった状態で使える電力:“限度電流”
使える電力が違う理由は、電気を使った際の“熱”に関係しています。
コード電線をビニールが覆っている為、コードを手で触ってもあまり実感が沸きませんが電線を使用する際は必ず発熱しています。
コードリールが巻かれている状態だと、電気による発熱が放熱できず発火の原因となる為、定格電流・限度電流と別れています。
規格によって容量が違うため、必ず確認をしましょう。
【基本的にはコードを全て伸ばして使わないといけない】
先程の定格電流・限度電流の話に精通しますが、定格電流の容量内であっても
野外で使うことでの気温の兼ね合いや、コードリールの経年劣化など様々な要因で発火した事例はあります。
火災防止の観点から、巻いた状態での使用によりコードリールの放熱が出来ない状態は避けたいので
基本的に使用する際は必ずコードを延ばしきった状態にする事をお勧め致します。
清掃作業に関することに限らず、道具に関することなど
随時発信しておりますので、是非チェックしてみてください。