アルカリ性による素材の変色について

こんにちは!

 

先月pH値についてのブログをご紹介させて頂きました。

pH値について

こちらは酸性、中性、アルカリ性を数値にしたものになりますが、

今回は少しこちらから掘り下げて【アルカリ性】についてのご紹介をさせて頂ます。

 

アルカリ性の洗剤は主成分として炭酸水素ナトリウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムが

主に使用されており、これは油汚れやワックスに対しての清掃で用いられます。

 

一般的なワックスの剥離に使われる洗剤は強アルカリ性(pH値11~)となりますが

ワックスの剝離に限らず強アルカリ性の洗剤は洗浄力が強い反面、床材を痛めたり変色させる原因にもなります。

 

床材を痛めたり変色に繋がる材質としては

・フローリング

・アルミ

・大理石等の石材

・リノリウム素材

 

上記のものが該当します。

床の素材によっては材質の間にアルミが施されている物もあるので

表面のワックスを剥離しようとして洗剤を使ってしまい変色してしまうといったことが起きてしまう恐れがあります。

アルミのほか、大理石はアルカリ性だけでなく酸性にも弱いですし、リノリウム素材は天然の材質で作られており

アルカリ性洗剤に反応して色が大きく変わるなんてこともあります。

 

これらの素材に対しては、極力中性洗剤を活用する事をお勧め致します。

 

洗剤を使う前に、その素材に対して使っていいものかチェックして頂くようお願い致します。

また洗剤に関して発信して参りますので宜しくお願い致します。