今回は汚れの種類と洗剤の種類についてになります。
洗剤選びにおいては汚れの種類について知
っていると理解しやすいと思います。
清掃とは少し違いますがしみ抜き専門のク
リーニング店などでは最初にシミ汚れに
ペーハーテストなどをしてその汚れがアル
カリ性か酸性化などを確認するところがあります。
汚れのpHを確認してそれに合わせて洗浄方
法や洗剤を決めています。
汚れの種類
・酸性の汚れ
アブラ汚れ、食べ物のカス、
人の体から出るもの
(皮脂、角質、アカ、尿、汗 など)
・アルカリ性の汚れ
水アカ、水アカ、アンモニア臭、タバコや
魚のにおい
・中性の汚れ
カビ、雑菌
洗剤の種類
・アルカリ洗剤
油汚れに強いが人体の脂肪(人の体は基本
酸性なので)なども溶けるので注意が必要です。
アルカリ性が高いほど汚れが落ちます。
・中性洗剤
一般的な台所洗剤によく使われます、人体
や素材にやさしく酸性・アルカリ性の汚れ
両方に効果が有りますが弱めです、毎日使
うには良い洗剤です。
界面活性剤が使われているケースが多いの
で除菌効果もありますが、本来は手袋での
使用が推奨されています。
・酸性洗剤
水垢などのアルカリ性の汚れに効果的です
が、酸なので鉄などを溶かしてしまうなど
のデメリットがあるので注意が必要です。
お酢も酸性なので洗剤として有効です。
・漂白剤
漂白剤には「酸素系漂白剤」と「塩素系漂
白剤」が有ります。
どちらの漂白剤もシミや臭いの元を分解し
て落とすという働きは同じですが酸素系と
塩素系では漂白力が違います。
①酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は過炭酸ナトリウムを主成分
とした漂白剤です。
酸素系漂白剤はアルカリ性が強いので、油
汚れにも強いという特徴があります。
多くの酸素系漂白剤は界面活性も含まれて
いるので、洗剤としての役割も持っていま
す。
今流行りのオキシ漬けはこのタイプです。
色柄ものに使えるのは酸素系漂白剤
酸素系漂白剤は塩素系漂白剤ほど強力な漂
白力はないので家庭でも使いやすく、色柄
ものの衣類にも使用することができます。
②塩素系漂白剤
ラベルに「混ぜるな危険」と表示がある洗
剤です。
次亜塩素酸塩を主成分とする漂白剤です。
非常に強力な殺菌作用もあるので、キッチ
ンリネン、ふきん、真っ白いタオルなど、
いつも清潔に保っておきたい布製品の漂白
に向いています。
但し色落ちしやすいデメリットがあります
酸性洗剤と混ぜると有害ガスが発生するの
でご注意下さい。
ハイター・ブリーチがこのタイプです。